
ピヴラッツ®の特徴
静脈内に持続投与する世界で初めてのエンドセリン(ET)受容体拮抗薬ピヴラッツ®の特徴をご紹介します。
発現状況
国内第Ⅱ相及び第Ⅲ相臨床試験での頭蓋内出血関連の有害事象の発現割合は、本剤投与群で3.5%(10/288例)、プラセボ群で6.6%(17/257例)でした。主な有害事象は、脳出血[本剤投与群0.7%(2/288例)、プラセボ群1.2%(3/257例)]、くも膜下出血[本剤投与群0.3%(1/288例)、プラセボ群1.9%(5/257例)]、及び硬膜下血腫[本剤投与群0.3%(1/288例)、プラセボ群1.6%(4/257例)]でした。なお、本剤投与群で因果関係が否定されない重篤な頭蓋内出血が2例(頭蓋内出血、硬膜外血腫各1例)に認められました。
頭蓋内出血に関連する有害事象(日本人安全性解析対象集団)
対処法
本剤の投与に際しては、臨床症状及びコンピューター断層撮影による観察を十分に行ってください。頭蓋内出血が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行ってください。